<タイガース3-2エンゼルス>◇1日(日本時間2日)◇コメリカパーク

 エンゼルス松井秀喜外野手(35)は「4番DH」で先発し、4打数1安打だった。得点圏に走者を置いた打席が1度もなく、打点なしであと1に迫った日米通算1500打点達成はお預け。1週間前に3割1分だった打率は2割7分2厘に下がり、チームも今季初のサヨナラ負けで2連敗。「若干、投球に対するアプローチが良くない」と反省を口にした。

 同点の6回には疑惑の判定が明暗を分けた。2死走者なしから松井が右前打で出塁。一、二塁となってリベラの左前打で二塁から本塁へ突入したが、左翼デーモンの好返球にアウトと判定され勝ち越し点はならなかった。スライディングした足が先にベースに触れたようにも見え、猛抗議したソーシア監督は「審判はブロックしたと言っていたがそうは見えなかった。大きいプレーだった」と試合後も不満顔。デーモンには9回にサヨナラ本塁打まで打たれ、旧友に散々な目に遭わされてしまった。(デトロイト=大塚仁)