4月6日に右ひじ靱帯(じんたい)移植手術を受けたレッドソックス田沢純一投手(24)が、7月末にもキャッチボールを再開することが14日、分かった。球団施設のあるフロリダ州フォートマイヤーズでトレーニングを続けている田沢は、7月末に執刀医アンドリュース医師の検査を受けることが決定。そこで経過良好と判断されればスローイングプログラムを開始することになった。約4カ月ぶりのキャッチボール再開に「ようやくボールを握れるのがうれしい」と笑顔を見せる一方、「本当に投げられるのか不安もある」と複雑な気持ちを吐露した。

 フロリダではルーキーリーグの若手に交じって練習をする。「限られた人しかメジャーの舞台に立てないことがあらためて分かった。またあのマウンドで投げるために頑張りたい」と話した。(フォートマイヤーズ=佐藤直子通信員)