<エンゼルス6-5アスレチックス>◇27日(日本時間28日)◇エンゼルスタジアム

 エンゼルス松井秀喜外野手(36)が来季につながる一打を放った。アスレチックス戦で先発を外れたが、1点を追う7回2死一、二塁で代打起用されると中前への同点適時打で試合を振り出しに戻した。勢いづいたチームはさらに2点を加えて逆転に成功。連敗を4で止め、地区2位ア軍との差を1ゲームとした。昨季を超える126安打をマークした松井は「試合が始まれば消化試合も何も関係ない」と変わらぬ姿勢を強調した。

 試合前には、ア軍岩村と練習の合間に長々と話し込んだ。松井は「お互いぼろぼろのひざで頑張ろうねって言ってた。それだけだよ」と冗談めかして笑ったが、マイナーで苦悩のシーズンを送った岩村と、エ軍退団が濃厚な自身の境遇がダブったのかもしれない。ソーシア監督は試合前に「明日(28日)は出るよ」と松井の先発起用を明言。勝負強さを見せつけた一打は、逆境にありながら自らの未来も切り開いた。(アナハイム=大塚仁)