代理人の団野村氏(53)が24日、早大(東京・新宿区)で講演会を開き、あらためてポスティングシステム(入札制度)の抱える問題点を指摘した。昨年11月、楽天岩隈久志投手(29)の代理人としてアスレチックスと交渉に臨んだものの、実質1回の交渉だけで決裂。「あと1年でFAになる立場を尊重してもらえなかった。足元をみられるなら残留が得策。今後もFAまで1年の選手にとって、現制度は有効ではなくなる」と改革を望んだ。希望条件は「3年2400万ドル、プラス出来高」だったと明かし、ただア軍は4年1525万ドル(約12億2000万円)の当初提示を譲らなかったという。