ブルワーズは14日(日本時間15日)までに、ポスティングシステム(入札制度)で独占交渉中のヤクルト青木宣親外野手(30)にオファーを出した。ダグ・メルビンGM(59)はこの日、地元紙ミルウォーキー・ジャーナル・センチネル電子版に「こちらからオファーを出した。向こうからも提案があった」と、代理人ネズ・バレロ氏と契約の際の条件を交換し合ったことを認めた。

 年明けに渡米してブ軍首脳陣に練習を公開した青木にとっては待望のオファーだ。250万ドル(約1億8800万円)で落札しながら、ブ軍は「入札は交渉の機会を得るためのもので、練習を見てから(契約を)決めるつもり」(メルビンGM)と、トライアウトのような公開練習を設定。青木は8日にアリゾナ州メリーベルのキャンプ施設で切れのある動きを披露。ようやく、その関門を突破した。

 ただ同GMは年数や金額等のオファー内容は明かさなかった。「どうなるかはこれから。代わりの外野手の調査も始めるつもり」と、青木側と決裂時の準備も進めているとし、契約合意はまだ流動的とした。タイムリミットは米東部時間17日午後5時(日本時間18日午前7時)に迫っている。