横浜、巨人でプレーし、日本通算177セーブを挙げたマーク・クルーン投手(38=ジャイアンツ3A)が19日、自身のツイッターで現役引退を表明した。「(プロ入りから)21年が過ぎ、野球の試合から離れることを決めました」と報告。10年オフに巨人を自由契約となり、昨季は04年以来のメジャー復帰を目指したが、開幕メジャーを争う最後の1人で脱落した。3Aでは20セーブを挙げるも昇格の声はかからなかった。

 メジャーでは通算26試合で防御率7・43、白星もセーブも記録できなかったが、来日して日本球界最速となる162キロをマークするなど、6シーズン連続で25セーブ以上を挙げた。「僕を支えてくれた日本とアメリカのファンに感謝します」と記し、「野球人生で(巨人時代に)日本一に輝いた09年が最高の1年だった」と思い出に浸っていた。