レイズとマイナー契約した松井秀喜外野手(37)が4日、本格的な実戦守備の練習を開始した。若手選手に交じって内外野の連係プレーに参加し、意欲的にボールを追った。日本やニューヨークの自主練習中、守備練習も「ある程度はできていた」と言うものの、不足していたのが連係プレー。合流3日目で、ほぼスピードを制限することなく打球を追い、クッションボールを処理するなど練習メニューを消化した。

 練習後のコンディショニングをはじめ、調整内容はすべて松井次第。その一方で、3A合流からメジャー昇格までの具体的な日時は設定していない。「打席数とかは考えてない。状態が自然に上がっていけばいい。常に(自分で)ゴーサインが出せる状態にしておかないといけない。あとは判断される立場ですから」。

 5日には実戦的なフリー打撃を開始し、7日からは練習試合に出場する予定。打撃に関して「まだつかみかねる部分がある」と言うものの、心身ともにペースは着実に上がり始めた。(ポートシャーロット=四竃衛)