レンジャーズが21日、日本ハムからFAとなりメジャー移籍を目指す田中賢介内野手(31)の獲得を検討していることが分かった。地元紙ダラス・モーニング・ニューズ電子版がこの日、レ軍が興味を示していると伝えた。代理人アラン・ニーロ氏も同紙の取材にレ軍が移籍候補の1つであることを認め、他にも複数球団が興味を示していると明かした。

 日本ハムの元同僚トリオが再びチームメートになる可能性が浮上した。攻守のバランスでリーグNO・1とも形容されたレ軍内野陣は、今季ほぼ固定メンバーでの起用。だが12月に長年チームの顔で、一、三塁を兼任したヤングをフィリーズに放出し、勢力図に変化が生じた。同紙は「チームにはユーティリティー選手が必要」とし、「タナカはスモール・ベースボールに熟練する」と評価した。

 レ軍は先発右腕ダルビッシュに加え、建山もマイナー契約で残留を決めたばかり。田中も移籍となれば、10年まで日本ハムでプレーした3人が顔をそろえることになる。ただレギュラー奪取は容易ではなく、主力に故障がなければ多くの出場機会は望めないため、正式オファーに至っても難しい選択を迫られそうだ。