インディアンス松坂大輔投手(32)が、今季最多の80球を投げ、順調な仕上がりをアピールした。まず17球投げた後で、打者を立たせて63球。打者はバットを振らなかったが、配球を考えながら全球種を織り交ぜ、計80球を投げた。調整を管理する古巣レッドソックスとは対照的に、イ軍は基本的に放任主義。「自分が思っていた以上に、球数が投げられる状態にあると思った」と、肩、肘の強度に自信を深めた。

 練習後は、打席に立った打者に球筋や見え方を確認。正遊撃手アビレスは「想像以上にいい球が来ていた」と驚きの様子。「自分の思い描いていたボールが出る数が多い。いい傾向」という自己評価同様、捕手を務めたゴメスも「全球種とも切れがあった。試合でも十分に投げられる状態」と太鼓判を押した。今後は22日(日本時間23日)にフリー打撃登板を行う予定だ。(グッドイヤー=佐藤直子通信員)