楽天からヤンキースに移籍する田中将大投手(25)が“朝練”を敢行した。2日、コボスタ宮城に隣接する室内練習場で午前8時台から自主トレを開始。同練習場は他団体が使用するため前日1日から終日使用できない予定だったが、サポート役の佐藤芳記氏(36)が交渉し早い時間のみ一部のスペースを確保できた。

 田中は場所も時間も無駄にしない。室内では約60メートルの遠投から距離を短くして変化球を織り交ぜた強めの投球など約20分。午前9時前にはウエートトレーニング場に移動し、同11時すぎには帰途のため駐車場に出てきた。今日3日は休養日とし、明日4日も早い時間に自主トレを行う予定。残された日本滞在の時間を有効に使う。

 前夜(1日)は楽天春季キャンプ初日の動きがニュースなどで伝えられたが「(テレビは)見てないです。寝ちゃいました」と笑顔を見せた。団体行動の束縛はなくても、早寝早起きで土台作りを進めていく。【今井貴久】