全日程を終えたヤンキースのジョー・ジラルディ監督(49)が9月29日(日本時間同30日)、本拠地ヤンキースタジアムで今季の総括会見を行った。2年連続でプレーオフ進出を逃した悔しさをのぞかせる一方で、来季構想などを話した。1年目を13勝5敗で終えた田中将大投手(25)について、同監督は「来季は32試合に先発してほしい」と、先発陣の軸として期待を込めた。今季の田中は右肘痛で離脱したものの、復帰後は2試合に登板。順調な回復を見せた。「彼は多くのことを学んだし、経験したことで春季キャンプもやりやすいだろう」と話した。また、契約切れとなる黒田博樹投手(39)の動向については「まだ終わったばかりで、今は分からない」と、慎重な姿勢を見せた。(ニューヨーク=四竈衛)