ロイヤルズ青木宣親外野手(32)がワールドシリーズ第3戦を翌日に控えた23日(日本時間24日)、打撃の微調整を行った。敵地サンフランシスコでの全体練習後、室内ケージで約20分間の居残り特打。「つかめそうでつかめないのは結局、技術。そこだけを追求していきたい。今更環境の変化でどうなるようなこともない」とトス打撃を繰り返すなど、バットの軌道を丁寧に確認した。

 相手先発の右腕ハドソンとは、過去8打数2安打ながら3四球を選んでいる。「甘いボールを打つ。シンプルな考えでいいと思います」と話した。ここ2戦は無安打だけに、米メディアは先発から外れる可能性も示唆。だが「このまま無安打じゃ、ちょっと格好悪いからね。四球でもいいから、とにかくチームに貢献できるようにやっていきたい」と、不要な緊張感や力みはなかった。(サンフランシスコ=四竈衛)