広島が9回に逆転を許し、1点差で敗れた。

 1点リードの9回に守護神中崎が1死二塁のピンチを背負った。2死二塁までこぎ着け、ヤクルトの1番山田を歩かせた。2死一、二塁から2番三輪に左越え2点適時三塁打を浴びた。前進守備をとっていた左翼エルドレッドの頭上を越えた。

 緒方孝市監督(46)は守備固めを起用しなかった決断について「そういう選択肢もあったけど、すごく考えたなかで、そうしなかった。試合の流れのなかで、点を取ったり取られたりだった。もし同点になったら、(9回の攻撃の)打順の流れというのも考えた。今までだったら守備固めを起用していたかもしれないが、前進守備を敷いていたし、代えた選手が捕れていたかどうかは結果論になってしまう」とコメントした。