第108回全国高校野球選手権静岡大会の開会式が28日、しずてつスタジアム草薙で行われた。注目校などを紹介する連載「夏に煌めく」の最終回は日大三島。春夏連続で甲子園出場を果たした22年以来、4年ぶりの甲子園を目指す。【前田和哉】

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4年ぶりの大舞台に向け、士気は高まった。開会式を終えた日大三島の窪田泰伸主将(3年)は「始まるという実感が、より湧いてきた。甲子園に行けるのは1チームだけ。そこに行くという気持ちはどの高校にも負けないようにやっていきたい」と語り、静岡農-沼津東の勝者と対する初戦の2回戦を見据えた。

昨秋は県初戦で敗れ、迎えた長い冬の鍛錬期。永田裕治監督(62)は、報徳学園(兵庫)時代に行っていた「丸太トレーニング」を日大三島でも始めた。約10キロの丸太を胸前と頭上に上げ、グラウンド横にある陸上トラックで100メートルを20本。リレー方式で競争意識も促しながら、ほぼ毎日のように走り込んだ。エース右腕の山本詠太投手(3年)は「冬場は丸太しか触っていなかった感覚。腕も足もきつかった」と笑う。

体幹などの強化を目的とした追い込みの成果は徐々に現れる。3位となった今春、チームは県大会5試合で36得点を記録した。指揮官が「昨年に比べて小粒」と話す打線が少しずつパワーアップ。山本も、昨秋138キロだった最速が145キロまで伸びた。

回数は減らしながらも、春の大会期間中も同レーニングを継続してきた。窪田主将は「夏は負ければ終わり、次はない。丸太を含めて全員でここまで積み上げてきたものがある。それを出し切って、勝ち上がっていきたい」と力強く語った。本領発揮はこの夏だ。(おわり)