今日26日から「日本生命セ・パ交流戦」が始まる。

 19歳の西武森友哉捕手(19)が「人気1位」の看板をひっさげ、初めて交流戦に臨む。25日、球宴のファン投票中間発表で僅差でDeNA筒香を抑え、全体1位の得票数に輝いた。今日26日の巨人戦(郡山)に向けての移動時に一報を伝え聞き「うれしいですね。でも自分のことを実力があるとも、人気があるとも思っていないので」と控えめに喜んだ。

 夢の球宴よりも、目の前の戦いに集中する。DH制のないビジターでの巨人3連戦は右翼手で初めて起用される予定。14日の日本ハム戦から守備練習を開始し、19日には2軍戦にも出場して1軍戦は先輩の守備を注視しているが、経験値は圧倒的に少ない。

 「ミスを恐れるなと(首脳陣から)言われている。そんなに簡単にできるとも思っていない。思い切りやれれば」。周囲は守備に気を使いすぎることなく、打棒で暴れてくれることを期待している。初戦先発予定の十亀も「いきなりライトゴロとかできるわけでもない(笑い)。しっかり打ってくれれば」と援護を頼んだ。

 森のフルスイングはファンの心をつかんでいる。子供のころテレビ観戦していた球宴を「見ていて楽しかった」と思い起こす。祭典にむけて「夢がMORIMORI」広がる。【広重竜太郎】