DeNA南場智子オーナー(53)が、中畑清監督(61)に来季続投を要請したことを明言した。22日、ヤクルト戦前に横浜スタジアムを訪れ取材に応じた。就任4年目の今季は、前半戦を首位で折り返し後半戦に突入。「今年の戦いぶりはもちろん、3年間の積み上げてきたものも高く評価している。DeNAのカラー、らしさも、良いものがしっかりと出来ている。感謝しています」と話した。

 17日に都内ホテルで中畑監督と会談し、続投を要請した。同オーナーは「私は腹決めしていますし、心の底からお願いした。前向きな返答をいただけたと理解しています」と快諾を得ているとの見解を示した。今後の勝敗、結果を問わず早期段階での続投要請についても「この球団の将来的なビジョンも共有できている。一番勝ちたいのは監督や選手たちのはず。横から変なプレッシャーをかけないで私たちは環境づくりなど裏方の仕事に徹したい」と、あらためて全面サポートを約束した。大混戦のセ・リーグの状況に、社風である負けん気も強調した。「DeNA本社も負けず嫌いな会社。やっぱりてっぺんを目指したい」ときっぱりと言い切った。【為田聡史】