日本ハム栗山英樹監督(54)が、大谷翔平投手(21)に過去最高レベルのダメ出しをした。前夜の同戦で敬遠四球で1度は一塁へ走らずに「走塁放棄」でアウトを宣告されかねない、ボーンヘッド未遂。ボールデッド中に一塁ベースを踏み直しに戻ったため、事なきを得たが一夜明け、苦笑交じりに厳重注意した。「あれ『大バカヤロー』を超えてるよね。(ベンチへ)帰ってくるのが、早いなと思っていたら」と、激しくチクリと刺した。

 栗山監督自身は次の展開をにらみ、戦略の準備などの最中で気付かなかったようで驚いたという。「(野球選手の)感覚的に向こう(一塁)へ行かないで(プレーが)終わるというのは(洋服を着用し忘れ)裸で家を出るようなもん。いや、違うか。1週間、ご飯を食べないみたいなもんかな」と、首を傾げるような珍プレー。ただ大谷だけを追求せずに「責任はオレ。何考えているんだって」と、自分へも憤っていた。