Aクラス再浮上を目指す西武にとって痛恨の敗戦になった。追加点を奪えず、4失策も重ね、最終回は新守護神の牧田がセーブに失敗。1死満塁で外野の浅めのシフトの上を越され、サヨナラ負けを喫した。

 序盤は祝福ムードだった。2回1死一、二塁。20歳の誕生日に4戦ぶりにスタメン復帰した森友哉捕手が、右中間突破の2点適時二塁打。さらに6月26日以来の猛打賞で復調の兆しを見せた。打撃練習の順番を示すボードにはケーキの絵と「おめでとさん バッティング+1分プレゼント」とメッセージも添えられていた。だが敗戦に喜べるはずもなく、田辺監督は「打撃は良かったけどチームが負けてしまったので…」と苦悩の表情だった。