千葉マリンスターズが5-1でダラーズ(石川)に勝ち、2年連続6度目の優勝を飾った。

 1回の攻防が試合の流れを決めた。千葉は相手二死二三塁のピンチを無得点でしのぐと、その裏の攻撃で一気に3点を奪った。先頭打者の死球と盗塁、千巣砂智子外野手(せんのす、34)の中前打で得た好機に、2つの内野ゴロで各1点、5番林美里内野手(高校2年)の中前打で、さらに1点を加えた。

 千葉はエース植村朋子(27)の制球が定まらず、ピンチを背負う場面もあったが、相手拙攻にも助けられ、反撃を2回表の1点に抑えた。最優秀選手にはケガで途中交代も、奮戦した千巣が選ばれた。

 「初めてMVPをもらえてうれしい。出塁率が良かったのが認められた」と千巣は喜色満面だった。