交流戦に入っていまだに勝ち星がない楽天が、6連敗した。負けていたが9回には抑えの藤平を登板させ、連敗阻止に執念を見せたものの、重苦しい雰囲気ははね返せず、1点差での惜敗だった。

単純にやるべきことができていない。連敗中は何をやってもうまくいかない流れになりがち。ここで大事なのがジタバタするより、目の前のプレーに集中すること。今試合は日曜日で、明日は試合がない。そのため中継ぎ投手を早め早めに継投させ、最後は藤平を登板させるのはいいが、その前の段階で初歩的なミスが多かった。

初回2死二塁でオスナにレフト前タイムリーを打たれて先制された。二塁走者は足の遅いサンタナで、左翼手の中島がホームベース付近に送球できていれば楽勝でアウトだった。肩が弱く、コントロールが悪いなら、守備位置を前にしなければいけない。特にフルカウントになった時点で走者はスタートが切りやすくなる。オスナだけに引っ張っての長打を警戒したのだろうが、フルカウントになった時点で少しでも前にポジショニングをとらせる指示を出してよかった。

同点で迎えた5回表も、先頭打者の内山を四球で出し、暴投で無死二塁とピンチを広げ、失点につながった。8回裏無死一塁からも平良が送りバントを2度、ファウルしてからショートへの併殺打。やってはいけない“ミス”が、ことごとく失点に結び付き、痛恨の得点機を逃した。

打順の並びも悪い。小技が利く選手、足の速い選手を有効に使えるような打線ではない。ベンチも選手と一緒になって責任を背負うような戦術を取り、停滞するムードを払拭(ふっしょく)するような流れを作ってもらいたい。(日刊スポーツ評論家)

交流戦 楽天対ヤクルト 1回表ヤクルト2死二塁、ホセ・オスナの適時打で生還するドミンゴ・サンタナ。捕手堀内謙伍(撮影・水谷安孝)
交流戦 楽天対ヤクルト 1回表ヤクルト2死二塁、ホセ・オスナの適時打で生還するドミンゴ・サンタナ。捕手堀内謙伍(撮影・水谷安孝)
交流戦 楽天対ヤクルト 1回表ヤクルト2死二塁、ホセ・オスナの適時打で生還するドミンゴ・サンタナ。捕手堀内謙伍(撮影・水谷安孝)=2026年5月31日
交流戦 楽天対ヤクルト 1回表ヤクルト2死二塁、ホセ・オスナの適時打で生還するドミンゴ・サンタナ。捕手堀内謙伍(撮影・水谷安孝)=2026年5月31日
交流戦 楽天対ヤクルト 選手交代を告げる楽天三木肇監督(撮影・水谷安孝)=2026年5月31日
交流戦 楽天対ヤクルト 選手交代を告げる楽天三木肇監督(撮影・水谷安孝)=2026年5月31日