ソフトバンクの沖縄出身・甲子園V腕コンビが2軍ながら、初めてリレーした。

 8回にルーキーの島袋洋奨投手(22)が5番手として登板。10年に興南で春夏連覇したトルネード左腕は、先頭の宗をスライダーで空振り三振。若月には左前安打を許したが、吉田雄を空振り三振、この時の二盗も刺し三振ゲッツーで無失点で切り抜けた。

 9回は08年春に沖縄尚学で優勝した東浜巨投手(25)が登板。最速147キロの直球を主体に2三振を含む3人斬りで、1点差の試合を逃げ切った。

 初めて本拠地のマウンドに立った島袋は「ドームで投げること自体初めてなので変な感じだった。巨さんは先発なので、なかなかこういう機会はやってこない。沖縄の先輩につなげた。特別な日になりましたね」とニッコリ。当初、東浜は12日広島戦で先発する予定だったが雨で流れ、この日調整登板したことで沖縄V腕リレーが実現した。

 東浜は「リレーは初めてですね。短いイニングだったので球速が出た。先発なので9回をあれくらい投げられるようにしたい」と話した。