明日29日開幕の仙台6大学野球秋季リーグで、新生・東北福祉大が2季ぶり王座奪還を狙う。OBで元西武の大塚光二新監督(48)が7月に就任。24日の秋季新人戦準決勝では、公式戦初采配を白星で飾った。現役時代以来、26年ぶりリーグ戦へ向け「個人タイトルは関係ない。状態のいい選手を使う。どんな形でも勝ちにはこだわりたい」と語った。

 この秋を、常勝軍団復活への1歩とする。チームは過去、全日本大学選手権30回(優勝2回、準優勝5回)、神宮大会24回(準優勝5回)出場の実績を誇るが、13年春を最後に全国から遠ざかる。大塚監督は「経験することが大事。まず全国大会に連れて行ってやりたい」。リーグ終盤に控える東北学院大、仙台大とのAクラス対決を連破、そして神宮大会代表決定戦も勝ち抜き、新たな伝統を築いていく構えだ。【佐々木雄高】