法大は、ルーキー右腕、菅野秀哉投手(1年=小高工)の初先発初勝利で、1勝1敗の五分に戻した。

 福島第1原発から30キロ圏内の福島・相馬市出身の菅野は、慶大打線を3安打に抑え、ソロによる1失点で投げ切った。

 高校時代はドラフト候補に挙がった右腕。試合前日に先発を伝えられたといい、「今日の試合は負けられなかった。気持ちで、しっかり抑えようと思った」と安堵(あんど)した。

 青木久典監督(42)は「素晴らしいと思います。慶応打線を3安打ですから、大したもの。上級生も見習ってほしい」とたたえた。