東京6大学野球リーグの早大で監督を務めた石井連蔵(いしい・れんぞう)氏が27日午後、さいたま市の自宅で死去した。83歳。茨城県出身。葬儀・告別式は未定。

 茨城・水戸一高から早稲田大に進学。投手兼4番打者として活躍し、主将も務めた。1954年の秋季リーグで首位打者を獲得し、優勝に貢献した。

 社会人の日本鋼管でもプレーし、58年に早大の監督に就任。過酷な練習を課したことから「鬼の連蔵」と呼ばれ、63年までと、88年から94年までの2度にわたる計13年間でチームを4度のリーグ優勝に導いた。

 60年の秋季リーグでは慶大と激闘を繰り広げた「早慶6連戦」の指揮を執ったことでも知られる。小宮山悟、仁志敏久らプロで活躍した選手を育てた。