オリックス谷佳知外野手(42)が、現役最終打席でヒットを放った。

 引退試合となった今季最終戦のソフトバンク戦。1点リードの7回1死一塁の場面に代打で登場し、武田の初球142キロ真っすぐをとらえて右前に運んだ。亮子夫人(40=参議院議員)や2人の子どもたちが見守る前で、通算1928本目のヒット。

 その後、糸井のタイムリーで二塁から生還し、リードを3点に広げると割れんばかりの拍手で包まれた。その裏、慣れ親しんだ右翼守備に就くとスタンドは大歓声。打者1人、松田の空振り三振で交代すると、ナインに総出で迎えられ、握手と抱擁で19年間の現役生活に幕を下ろした。