今季は2位に終わり、CSでも第1Sで敗退した日本ハムが、攻撃力強化のため、1軍打撃コーチ陣を刷新することが19日、分かった。和製大砲として4番を務めたこともある、球団OBの高橋信二氏(37)が新たに就任。また林孝哉打撃コーチ(42)と2軍の城石憲之打撃コーチ(42)を入れ替える。現在、調整中の組閣が固まり次第、発表される見通し。

 高橋氏は96年にドラフト7位で日本ハムに入団。09年には4番として、打率3割9厘、8本塁打、75打点と活躍し、リーグ制覇に貢献した。その後巨人、オリックスでもプレー。今季はBCリーグ信濃に所属し、8月からは選手兼監督代行を務めていた。現役時の勝負強い打撃に加え、真面目で責任感の強い性格は、若い選手の多いチームの中で存分に手腕を発揮しそうだ。また中嶋聡兼任コーチの退任に伴い、高橋氏がバッテリーコーチを兼務することになる。

 ヤクルトで1軍コーチ経験のある城石コーチも、日本ハムでは初めての1軍首脳陣入り。柏原コーチがプロスカウトに転身することはすでに発表されており、来季は高橋氏と城石コーチの若い2人が、打撃部門の指導にあたり、ソフトバンクにも負けない強力打線を構築していく。