広島は3回2死から「2番遊撃」で起用された田中広輔内野手(26)が四球で出塁し、盗塁でチャンスメーク。打撃改造中の3番丸佳浩外野手(26)が中前適時打を放ち先制した。丸は3打数1安打1打点で1四球。1回に二盗、3回にもけん制の間に二盗を決め手2盗塁だった。

 4回には1死から失策で天谷が出塁し、堂林の適時二塁打で追加点を奪った。

 投手陣は先発九里亜蓮投手(24)が2回1安打無失点も、2番手塹江、3番手薮田がそろって失点し、逆転を許した。4番手中村祐太投手(20)はピンチを招きながらも無失点で切り抜けた。9回は5番手藤井皓が投げた。

 直球の最速は九里が141キロ、塹江が145キロ、薮田が150キロ、中村祐が139キロ、藤井が146キロだった。