享栄(愛知)大藤敏行監督(64)は同校監督に就任後、初めての甲子園出場となった。15分の練習時間が2分ほど余ったが、選手に外野の芝を触らせるなどして対応。中京大中京の監督時代に夏優勝を果たしている名将は「喜んでいる姿を見てると嬉しいですね」と懐の深さを見せた。
暑さ対策も抜かりはない。選手たちが梅雨の時期からジャンパーを着てアップをしていたそうだ。「倒れるからやめとけって言っていたんですけどね。倒れんかった(笑い)」。享栄監督に就任して9年目。自身も変わった。「最初は自分の色というか、自分がやってきたことを、と思っていたんですけど。時代もありますし、コロナもあって、選手の気質もずいぶん変わってきている。生徒を見て、生徒の特性に合わせて指導していかないと。試行錯誤の8年間という感じだった」。柔軟に指導スタイルを変え、再び甲子園にたどり着いた。

