中日谷繁元信監督(44)が実演指導した。19日、ナゴヤ球場のブルペンで桂のミットを借り、約2カ月ぶりに投手の投球を10球ほど捕球。桂、加藤にキャッチングの極意を伝授した。

 谷繁監督は「投手に投げているところ(捕球した場所)が見えることと審判に見えやすいように受けなさいと言った」と捕球時にミットが垂れ下がることを指摘。つかむように捕球するとミットが下を向き、投手が投げ込んだ正確な位置をつかみづらい。さらに低めの球を捕球した際、ボール1個分ほど違って見え、背後にいる審判の判定もボールになりやすいという。

 正捕手を狙う桂は「監督は力が入っていないので、ボールが吸い込まれて入っていく感じ。僕は上半身に力が入ってしまうので難しい」と修正に取り組む。加藤は「ここまで指導されたのは初めて。意識しないと直らない。少しでも自分のものにしたい」と話した。