金本監督効果で公式戦チケットがバカ売れ!? すでに販売開始している阪神の来季シーズンチケットの一部が、昨年の同時期に比べて2倍近くの売れ行きを記録していることが23日、判明した。

 金本知憲監督(47)がナインに求める「フルスイング」のように、チケットも飛ぶように売れている。「京セラドーム大阪 タイガースシーズンチケット」は16年シーズン、中日との開幕3連戦(3月25日~27日)を含めた、同ドーム開催の8試合がセットになった特別チケット。15日に販売を開始して以降、球団には問い合わせが殺到。21日までの1週間の販売数は、昨年比で約1・8倍を記録した。球団の営業担当者は「さすがに完売ということはないですが、かなりの勢いです。好調に売れているという印象。特に新規の方が多い。やっぱり金本監督の効果じゃないですかね」と分析する。21日に甲子園で行われたファン感謝デーでも、09年に球場がリニューアルして以降最多の4万3000人が詰め掛けた。金本阪神の注目度の高さをあらためて示していた。

 なお、このチケットは来年1月31日までの限定発売。阪神の年間観客動員は09年、10年と300万人を超えた以降は減少傾向にあり、昨季は主催72試合で約287万8000人だった。新生チームへの期待感からか、営業面でも“超変革”のアニキ効果が起ころうとしている。