虎党のお年玉は「マテオ正式契約」!? 阪神が来季の守護神候補として最有力に上げている米大リーグ・パドレスのマルコス・マテオ投手(31)と年明け早々までの正式契約を目指していることが14日、分かった。すでに交渉に入っており、獲得に全力を注ぐ。

 2年連続セーブ王の呉昇桓の退団が決まった非常事態だが、見通しは決して暗くない。好感触を抱いているとみられ、関係者の話を総合すると、阪神が描く青写真は年内の基本合意、年明けの正式契約だという。クリスマス休暇を挟むため日程的な遅れが生じる。球団首脳は「年末に担当者を現地に派遣するわけにいかない」と話すように来年早々に渉外担当を母国のドミニカ共和国に派遣して、正式発表までこぎつけたい。

 マテオはパドレスの40人枠に入っており、獲得には譲渡金を支払う手続きを要する。まだ流動的な状況だが、阪神は粘り強く交渉する。マテオとの交渉が破談になれば、リストアップする第2候補に向かう。