阪神の「ファンクラブクリスマスプレミアムパーティー2015」が23日、大阪市内ホテルで開かれた。狩野恵輔外野手(33)と大和外野手(28)が約2時間、ファンと交流した。

 代打の切り札には収まらない! 来季プロ16年目となる狩野が、激化が予想される外野のスタメン争い参戦を表明した。

 「代打でいいとは思っていない。空いてるポジションがあるんで。野球選手をやっている以上は狙っていかないと。投げられないわけでもないし、走れないわけでもないから」

 今季は主に代打の役割を担いながら、先発出場でも結果を残してきた。66試合出場で先発は7度。マートン、福留の代役として27打数8安打2本塁打の打率2割9分6厘をマークした。金本監督は来季の外野は福留以外白紙と明言。残り2枠は大和、江越、俊介、伊藤隼、新助っ人ヘイグ、ルーキー高山らとの競争になる。狩野は「レギュラーを目指して頑張って最終的には与えられたところでやる。このスタンスは野球が終わるまでかわらない」と意欲満々だ。

 春季キャンプまでに下半身強化を重点的に行う予定。「これまでは腰のこともあって出来ないことがあまりにも多すぎた。でももう不安はない。ダッシュを増やしたり、ウエートで下半身もやる」。若手を代打の切り札に追いやってみせる。【梶本長之】