昨季3盗塁のソフトバンク今宮が走塁革命で、20盗塁オーバーに挑む。7日、長崎市の長崎県営球場での自主トレを公開。この自主トレでは、メジャー時代の城島を指導した片井忠トレーナー(50)と契約。走塁時の体の動き、地面の蹴り方、力の伝え方などを学ぶ。実際に一塁からリードを取り、二塁へ盗塁する。反復練習し、効率のいい走りを体にたたき込む。

 今宮 一から練習しないといけない。技術でカバーしたい。昨年、工藤監督からも行っていいと言われていた。大反省です。走る勇気を持って行くのが一番。

 昨季は6度試み成功3の成功率5割。過去6年は走塁面では快足を生かし切れていない。「20~30盗塁を求めないといけない選手」と自覚している。

 昨季2割2分8厘から打力アップも必要。昨秋から取り組むツイスト打法を固めるため毎日750球のティー打撃で打ち込む。

 片井トレーナーからは動体視力、栄養学、筋肉トレーニングなども学ぶ。この日、初めて指導を受けた今宮は片井氏の鍛え上げた筋肉隆々の姿を見て心酔。昨年までの内川道場を卒業。内野のライバル高田、牧原を自らが引っ張る。今宮がこの1月に心身ともに大きく成長する。【石橋隆雄】