日本ハムの2軍施設、千葉・鎌ケ谷の「勇翔寮」に、“大谷図書館”が開設されることになった。同施設で生活し、自主トレも行う大谷翔平投手(21)が10日、部屋に積んである数多くの本を、寮生に貸し出す意向があることを明かした。「僕は何度も読むので、(捨てずに)取ってあります。(希望者がいれば)もちろん貸しますよ」と、入団したばかりの新人をはじめ、チームメートたちの来訪を歓迎した。

 今オフも趣味の読書は進んでいる。食事やトレーニングで体を大きくしていることもあり、最近は「体づくりの本を優先して読んでいます」。インターネットでの通信販売や、実際に書店に足を運び、興味をひかれたものを購入しては読みあさっている。「数えていないので…」と正確な数はわからないが、自己啓発本なども含め“コレクション”は数多く、栗山監督の新著「未徹在」もある。

 効率よく練習するために「時間をずらしている」ので、新人選手とは「ほとんど話をしていない」と言うが、本の貸し借りを通して距離が縮まっていくかもしれない。【本間翼】