オリックスの新人12選手が恒例の「イチ詣で」で大きな刺激を受けた。13日、ほっともっと神戸で自主トレ中のマーリンズ・イチロー外野手にあいさつに出向いた。ドラフト1位の吉田正尚外野手(22=青学大)は左ふくらはぎ痛で別メニュー調整中だが「早くけがを治して。一緒に練習しよう」と声をかけてもらった。「年齢が倍くらい違うけど体に無駄がない。超一流アスリートはこういう方だなと思った」と感激した。

 新人に愛知出身の同郷がおらず、同8位の角屋龍太投手(25=ジェイプロジェクト)が岐阜出身と告げると「中途半端だな」と愛情あるツッコミが飛んできた。190センチの同10位杉本裕太郎外野手(24=JR西日本)は「会って『でかいな』と言われました。でかくて良かった。体格を生かしてイチローさんのように打ちたい」と目を輝かせた。練習見学の時間はわずかだったが、忘れられない貴重な体験となったようだ。