関西地区大学野球選手権第2代表決定戦が3日、行われ、神戸医療未来大(近畿学生)が天理大(阪神大学)に快勝し、大学初の明治神宮大会(19日開幕)出場を決めた。エース山田悠希投手(4年=山梨学院)が4安打完封。打線も林翔吾外野手(2年=東農大二)が3安打3打点で援護した。
「リーグ戦で優勝したら、楽しもうと言っていました。ランクが上がれば上がるほど楽しもうと」。高橋広監督(71)も感無量だった。2019年の着任時は3部4位のチームを優勝校に引き上げた。鳴門工(現鳴門渦潮=徳島)で里崎智也(元ロッテ)らを育て、母校の早大監督時代は阪神大竹、FA戦線の「時の人」ロッテ小島らを育成。豊富な経験を持つ指導者が、神戸医療未来大の「学生の人格形成をお願いしたい」という申し出に心を動かされ、監督就任を決めた。コーチと手作りで練習環境を整備し、各地を愛車で走って高校生を見て回った。山田もその1人だ。
全国区の強豪校のエースが「2年のときから見てくださって、監督さんのもとで野球をやろうと決めました」と入学。鍛えられ、言葉でも「お前が勝てば優勝できる」と背中を押され、大学の歴史を変える右腕に。卒業後は西濃運輸で成長を目指す。学生最後の大舞台は「優勝したい」と勝って終える。【堀まどか】
◆神戸医療未来大学 1973年(昭48)設立の学校法人姫路学院が姫路学院女子短期大学を開学し、00年4月の改組転換で近畿福祉大学として開学した。当時は社会福祉、介護福祉、福祉産業の社会福祉学部3学科で編成。04年4月に福祉心理学科を開設し、08年4月に近畿医療福祉大学に校名を変更。22年に現校名となった。兵庫県神崎郡福崎町の姫路キャンパスのほか、大阪天王寺キャンパス、神戸三宮サテライトキャンパスを備える。都築仁子理事長。鎌田積学長。



