阪神藤浪晋太郎投手(21)が新グラブを導入することが26日、分かった。プロスタッフ契約を結ぶゼット社に新モデルを発注。この日までに16年バージョンのグラブが完成した。昨季はセ・リーグで2番目に多い4失策だったが、新アイテムとともに守備率アップにも臨む。

 気品のあるグラブに仕上がった。ゼット社の担当者は「本人から濃いパープルとえんじ系を使用してみたいと要望があり、提案させてもらいました」と新グラブ導入の経緯を説明した。基本のモデルに大きな変更点はないが、カラーはガラリと変わった。

 藤浪は1年目は黒と赤茶、2年目は黒、3年目はネイビーのグラブを使ってきた。今回は自ら高級感のある紫とえんじ色をリクエストしたという。さらにWEB(網)には「S」(晋太郎)と「F」(藤浪)の文字をモチーフにしたデザインが施され、これまでとは、ひと味違った印象だ。強い決意を持って、新相棒と戦う。今オフには「守備が下手なのは、自覚している。致命的なエラーを減らしたい」と発言するなど、守備への意識は高まっている。グラウンドでの装いを変え、気分一新、4年目のシーズンに臨む。