生涯鉄人宣言! 阪神鳥谷がキャンプ休日の5日、沖縄・南風原町の沖縄県立南部医療センター・こども医療センターを訪問した。小児病棟などで1室ずつ子供たちと触れ合い、サイン交流会にも参加。2時間以上を過ごし、あらためて決意を新たにした。

 「自分が子供だったころを振り返っても、実際に会った選手に球場で手を振れるのは、すごくうれしい。ここで会った子供たちが甲子園まで来てくれた時、自分がグラウンドに立っていないのは嫌。やっぱり1年間、グラウンドに立ち続けたい」

 現在1609試合連続出場中。金本監督が誇る歴代2位の1766試合がいよいよ視野に入ってきた。順調にいけば来季中に追い抜く計算だ。もともと個人記録にそこまでこだわりはない。その日、球場まで駆けつけてくれた子供たちにすてきな思い出を作ってあげたい。そんな願いが強い原動力となっている。訪問の途中、センターを守っているという野球少年とアイコンタクトをしながら固く手を握る場面もあった。「野球をやっている限り、試合に出続けることにはこだわっていきたい」。キャプテンの決意は揺るがない。【佐井陽介】