オリックス宮崎春季キャンプで6日、OBの山田久志氏(67=日刊スポーツ評論家)が臨時コーチとして合流した。さっそく2年目の高木伴投手(25)に、のべ1時間近く熱血指導。通算284勝のサブマリンが、サイド転向したばかりの右腕にアドバイスを送った。「監督からうまくいけば戦力になるということだったので見させてもらった。まだサイドの投げ方そのものを理解していない。投げ込んでいけば良くなるんじゃないか」。

 ブルペンでは主に右腕の使い方を伝授。全体メニュー消化後に個人レッスンを追加した。お手本で披露するネットスローは軽やかだった。福良監督は「(高木)伴より山田さんの方がキレがあった。ああいうのを見て感じてくれたら」とうなった。山田氏は投手陣全体を見渡し「目につく若手が何人かいる。非常にいい1日だった」と笑顔だった。