巨人は8日、宮崎市内で「有害行為再発防止に関する研修会」を実施した。高橋由伸監督(40)や桃井恒和球団会長(69)をはじめ1軍から3軍の全選手、スタッフら約200人が出席した。

 元東京地検特捜部部長の松田昇読売新聞グループ本社及び球団特別法律顧問(82)が訓話した。先日、清原容疑者が覚せい剤所持容疑で逮捕されており、冒頭では「覚せい剤は人生を壊すというより人間を壊してしまうもの。絶対にやってはだめ」と力説。その後、昨年に当時在籍した3選手が起こした賭博問題の再発防止策などを語った。

 質疑応答では、選手会副会長の菅野智之投手(26)が「(再発防止には)先輩の姿勢や指導が重要とのお話でしたが、検事時代はどう指導されたのですか」と質問し、松田氏は「自戒の言葉として心に刻んでいたのは『おごらず、気負わず、そしてひるまず』。僕はそう考えていました。何かの参考になればうれしいです」と解答。研修会は約1時間、行われた。