広島中村祐太投手(20)が3回1安打無失点とアピールに成功した。宣言通り、最速141キロの直球を主体に、スピードのあるカーブも投じた。許した安打はわずかに1本。

 紅白戦に続く好投に「緩急も使えたし、低めの制球で勝負出来た。磯村さんのミット目がけて投げました。ただ高めに浮いてしまうところもあったり、クイックのタイムが遅かったりした。リードを始め、野手の皆さんにも助けてもらった」と謙虚に振り返った。

 緒方孝市監督(47)は「祐太はよかったね。各打者が積極的に打ってくるなかでも、キレのあるボールを投げて抑えてくれた。十分、満点の投球。ブルペンでも調子がよかったみたいだし、そのまま入ってくれたね」と絶賛。今後についても「先発候補として、いい内容で応えてくれた。沖縄にいくかどうか、というのはスタッフミーティングもあるけど、期待している通りの投球だったね」とコメントした。