ドミニカ共和国からの練習生、バティスタとメヒアが脅威の連続弾で迫力を見せつけた。

 4番バティスタは1回無死一、二塁からオリックス松葉の139キロを振り抜いた。ややつまった音を残したが、打球は風にも乗ってそのままスタンドへ消えた。天福球場でも“場外弾”を連発する怪力を発揮した。

 すると5番メヒアも続いた。1ストライクからの2球目を左翼スタンドへ。こちらは鋭く振り抜いた。さらには7回にも左前打を放つなど2安打。「センターを意識して打席に入っている。少しずつ日本の野球に慣れてきた。いいスイングをすることに集中したよ」と笑顔だった。

 2選手は昨秋のキャンプでアピールし、チャンスを与えられていた。緒方孝市監督(47)は「最高の結果。ベンチでものすごく喜んでいて、チームも打線もパッと明るくなった。昨秋の時点で球団には、いいですよ。と報告はしている。(育成契約を結ぶことが)彼らにもモチベーションになるだろうし、ジャパニーズドリームをつかみ取ってほしいね。ただ、うちには3人の外国人の野手がいる。競争は激しい」とコメントした。