広島新井貴浩内野手(39)が激走で新ルールを生かした。

 今季からホーム上のクロスプレーのルールが改正された。新井は4回2死から「追い込まれていたけど、反応出来た」と左前打で出塁。すると次打者の松山の右翼線二塁打で一気に生還した。「昨季までならどうかな、というタイミング。今年はああいうケースで突入というのが、僕でも多くなると思う」と振り返った。

 3回には1死三塁で前進守備を敷いていたヤクルト守備陣が、遊撃へのゴロで迷わず一塁に送球していた。新井はこのプレーを振り返り「イニングなどの状況もあるんだろうけど、昨季までならトライしてもいいかなという打球だと思う。去年よりも突っ込むプレーは増える。逆に守備側からすれば、勇気を持って投げる、ではなく、勇気を持って投げないということも必要になると思う。いろんなケースで自分に置き換えて、シミュレーションして準備していきたい」と話した。