広島黒田博樹投手(41)が2日、東海遠征には同行せず、マツダスタジアムで実戦を想定した打撃投手を務めた。

 3回を想定し、のべ14人の打者に対して50球、安打性2本2三振1四球という結果で終えた。

 ドミニカアカデミー出身の練習生バティスタとメヒア、中東の3選手を相手に投げた。打者を相手に今年3度目の登板。実戦を想定してイニング間はベンチで休憩しながら、打者4人に15球、5人に19球、5人に16球を投じた。新球チェンジアップと得意のスライダーも交えた。

 練習後、黒田は「状態はだいぶ上がってきた。今日はブルペン捕手だったこともあり出されたサインで投げただけ。(変化球の)コンビネーションはこれから」と振り返った。徐々に調整の階段を上がるベテラン右腕は、6日オープン戦西武戦(マツダスタジアム)で今年初の実戦マウンドに上がる。