巨人スコット・マシソン投手(32)が、今季もリリーフで起用される可能性が高いことが3日、分かった。

 12年に加入後、1軍では全てリリーフでの登板だったが、今キャンプは先発調整。チーム状況や本人の意向、緩急を使った投球を呼び起こさせる狙いもあってのプランだったが、強固な勝利の方程式の構築を優先したとみられる。

 ブルペンの強化は、ポイントの1つだった。1月のスタッフ会議の席上、高橋監督は「後ろの3人の負け数が多かった」と、マシソン(8敗)山口(5敗)沢村(3敗)の計16敗の削減を号令。16年版の勝利の方程式を模索する中、守護神沢村を軸に、山口とともに、不動のセットアッパーのマシソンも不可欠な存在と判断されたようだ。