日本ハムの開幕カードロッテ3連戦(25日~、QVCマリン)は、開幕投手に決まっている大谷翔平投手(21)と来日3年目ルイス・メンドーサ投手(32)、昨季新人王有原航平投手(23)の先発が濃厚になった。今日5日からのDeNAとのオープン戦2連戦(札幌ドーム)はメンドーサ、有原が先発予定。開幕をにらんだ並びと見られ、アクシデントがなければ実績、安定感がある右の3本柱が命運を託されることになりそうだ。

 開幕ダッシュへ、日本ハムが右の3本柱で勝負する。ロッテとの開幕カードは、開幕投手の大谷から、メンドーサ、有原の投入が濃厚になった。今日5日からのDeNAとのオープン戦は、両右腕が先発予定。開幕をにらんだ並びと見られ、アクシデントさえなければ順番通りに出番を迎えることになる。昨季、先発陣で実績十分の3人が敵地での開幕に臨むことになりそうだ。

 メンドーサは来日2年目の昨季、先発陣では最多25試合に登板。10勝8敗、中4日もこなす、高い適応力を見せた。有原は右肘の違和感で1軍デビューは5月と遅れたが、そこから8勝を積み上げるポテンシャルの高さを示した。新人王に選出され、栗山監督も「有原がどれだけ勝ってくれるか」と期待は大きい。左のエース吉川の調整が遅れていることもあり、大役に抜てきされる可能性が高まった。

 最速162キロの大谷から、打者の手元でボールを動かすメンドーサ、直球に力がある有原という並びは、相手打者に残像を印象づけ“日々対応”を難しくもさせる。昨年8月の敵地での西武3連戦では、同じ並びで、大谷こそ岸との「完投戦」に1-2で敗れたが、メンドーサは6-3、有原は11-8で白星をつかんでいる。

 ロッテは助っ人デスパイネや井口ら右の強打者が主軸を担う。舞台となる敵地QVCマリンは特有の強い浜風など、適応力が求められるが、大谷、メンドーサ、有原が、そろって持ち味を発揮すれば、3連勝スタートの可能性も十分ありそうだ。