DeNA今永昇太投手(22=駒大)が7日、悪コンディションでの投球を熱望した。明日9日の日本ハム戦(鎌ケ谷)で大谷と投げ合う予定だが「ここまでは勝手に状態がいい。でもいつ崩れるか分からない。調子が悪い時に、どういうふうに立て直せばいいのか、そういうテストをしてみたいです」と話した。

 三浦からの金言があった。「先発ローテで回るとしたら、1年で調子がいいのは2、3試合って聞きました」。前回登板では直球やチェンジアップが浮くことがあった。今までは器用に小手先で抑えてきたが、三浦からは下半身を使って抑えるすべを教わった。この日のブルペンで試し、感触を得た。引き出しを増やして臨む。

 自分の最速148キロと同じ速さのフォークを投げる大谷との投げ合いには「上には上がいると思い知らされるかもしれないけど、意地を見せたい」と言う。大谷との投げ合いで力むのも計算済み。そこからの立て直しが、次の登板のテーマだ。

 ◆今永昇太(いまなが・しょうた)1993年(平5)9月1日、北九州市生まれ。永犬丸中では軟式野球部。北筑高では甲子園出場なし。駒大3年秋に7勝2敗でMVP、神宮大会優勝。東都リーグ通算18勝16敗。15年ドラフト1位でDeNA入団。177センチ、80キロ。左投げ左打ち。背番号21。