ソフトバンクの謎のキャラクター「ふうさん」が、博多人形になった。ライバル? のヤクルトつば九郎と2体セットで販売される。実際に昨年の交流戦や日本シリーズで、ふうさんはつば九郎に蹴られるなど手荒いスキンシップを受けている。そのため、つば九郎はちょっぴりいじわるな表情になっている。

 価格は1万2037円(税別)とグッズとしては高額。15年以上前に販売され、ドラフト1位高橋純平投手(18=県岐阜商)が部屋に飾っている工藤監督が現役時代の博多人形は定価1500円だった。

 球団関係者は「本物の博多人形の承認マークが入った本格的なもので、100個限定の受注生産です」と話す。職人が魂を込めたふうさんになりそうだ。ヤクルトとのオープン戦が行われる12日から受注開始、6月上旬に商品が届く。今後もタオルなどつば九郎とのコラボグッズが発売されるという。

 また、4月28日には写真集「ふうさんぽ」(1200円・税別)も発売される。球場での姿だけではなく、3メートル近い大きさのふうさんが長浜の屋台や福岡タワーなど福岡の名所を散策している。帯には歌手の藤井フミヤが「もっとふうさんのことを教えて」とコメント。本にはくわしいプロフィールも載る予定だ。

 球団関係者は「小さい子から年配の方まで、思ったより人気があるんです。今年はもっとふうさんを前面に出していきたい」。キモかわいいふうさんがソフトバンク人気をさらに盛り上げてくれそうだ。