「ハマのスッパマン」ことDeNAのドラフト4位戸柱恭孝捕手(25=NTT西日本)が、球団史上初となる新人開幕マスクを任される可能性が高まった。オープン戦最終戦となった21日の楽天戦にスタメン出場。先発モスコーソら投手陣の女房役を務め「投手の特徴はつかめた。準備は出来たと思います」と話した。8回1死一、三塁から中前適時打を放ち、攻撃でも存在感をアピールした。

 当初は開幕投手に指名されていた山口と高城のコンビネーションを重視するため、ベンチスタートが有力視されていた。だが、山口が右足首を負傷し、登板回避が決定。代役として井納が開幕戦に先発することから状況は一変した。正捕手としての起用を明言しているラミレス監督は「もう何日か考えるが、かなりの高い確率でチャンスがある」と開幕戦での起用を示唆。セ・リーグでは01年の巨人阿部以来15年ぶりに新人捕手が開幕戦で扇の要に座ることになりそうだ。