日本野球機構(NPB)の井野修審判技術委員長は24日、今季から導入される本塁での激しい衝突を禁止する「コリジョン(衝突)ルール」について、違反した選手には警告が発せられ、捕手または本塁をカバーした野手は3度で退場とすることを明らかにした。走者は2度の警告で退場になる。

 当初は守備側も2度目の警告で退場とする方針だったが、捕手はベンチ入り人数が少ないことや、故意ではないブロックへの適用も想定されることから、球団側から再検討を求める声が上がり、3度に変更した。井野審判技術委員長は「規則をつくった側としては、新しい規則なので厳しめにいきたい方針がありましたが、球団の方は、80年も続いてきた日本の本塁上のプレーについて、厳しくやってもらいたいのは分かりますが、まだ慣れないところがあるので、もう少し緩やかに検討して頂けないかということで、話をした結果、3回がいいのではとなりました」と説明した。

 悪質な違反は1度目でも退場となる。警告はその試合限りで、次の試合には持ち越さない。